「副業解禁時代の到来」と、まさにこの言葉がぴったり合うほど、大手企業でも会社一つで優秀な人材を囲いこむことが難しい時代になってきました。年々フリーランス人口は増加していて、今後もその波は加速するでしょう。今回は勢いよく脱サラをして、失敗をしない為に押さえておきたいポイントをご紹介します。

<この記事はこんな方にオススメ>

・まさに副業・独立・起業を考えている方

・独立仕立ての方で効率よくビジネスを進めていきたいと思っている方

独立してすぐの頃は失敗だらけだった自分

チビた
独立してからは大変だったみたいだな〜
兄貴
子供が言うな!今日は実体験から伝えるぞ

 

こんな風にカッコよく記事にしようとしていますが、実は自分も会社を辞めてからは失敗だらけでした。今となっては、会社を辞めて6〜7年目にもなり、そのポイントが見えてきてはいますが、壮絶でした。

会社を辞めてすぐは、貯金から生活をしていましたが、口座の残金が残り数百円になるまで落ち込み「本当にやばい..」と絶望した経験もありました。何とかその状況から幾つかのポイントを抑えて、脱出することができたのは、自分の中でも貴重な経験でした。

今回は「これはやったらNG」という、失敗体験事例を踏まえてお伝えします。

テーブルの上にあるパソコン

脱サラ後に避けたい5つの失敗事例

NG1:「数値」に落とし込んでいない

もともと自分は心理学を基にした人材教育会社にて営業をしていました。当時、ある程度の結果を出すことができて「自分でもやっていける」という過信の元、脱サラをしました。脱サラ後、自分が初めたビジネスは、心理学のカウンセリングノウハウを活かしての「コーチング業」、営業経験を活かしての「営業代行」の2つを始めました。

安易に飛び込んだビジネスでしたが、特に営業代行では「何となく成功できそう」という気持ちで始めました。そんな世の中は甘くないです。最初は自分の人脈から、直接営業やご紹介を頂くことなどもできましたが、もちろん行き詰まってきます。

また価格単価、報酬単価もきちんとした「収支設計」ができていなかったため、6ヶ月、1年と経過するうちに現実を目の当たりにする事になります。また「貯金残高」と「活動費(変動費)」「固定費」のきちんとしたお金の計算が不可欠になります。

「1件の報酬」「毎月何件の成約で固定費・変動費が賄えるのか」「報酬の交渉は可能か」など、全て「数値」に落とし込まない事には、脱サラは非常に危険です。会社に有り難みを知る時には「時すでに遅し」という感覚になってしまわないようにしなければいけません。

NG2:友人との起業

自分の甘さでもありましたが「知人」との起業は、相当要注意でしょう。ビジネスはあくまでも「市場の問題解決」「価値と価値の交換」です。知人、友人は「仲が良い」というのは、確かにそうでしょうが、「本当にお互いの持っている強みが違うのか」「お互いの役割がきちんとい違うのか」というのは、シビアに考えるべきでしょう。

「仲の良さ」でスタートして、もちろん楽しく毎日を過ごすことができるでしょうが、現実的に3ヶ月、6ヶ月と期間が過ぎていく中で「毎日の食べていくお金」と前面に向き合わなければいけない時がきっときます。

もちろん絶対に失敗するとは自分も思っていなくて、自分の今まで見た中では「強みがはっきりと違う」「融資等の経済がきちんと担保されている」「顧問等もう一人の参謀がいる」などの事例であれば、成功確率は高くなると思っています。ですがこれらの要素がない状態で「仲の良さ」でビジネスをスタートさせるの、キツく言うと「文化祭」みたいになりかねないので、視野を広くして考えてみましょう。

NG3:1年間の無報酬を考えていない

脱サラ後の、ビジネスが当たるかはやって見ない事にはわかりません。「儲けられる」なんて上手い話ほど、マジでよく疑ってくださいね。もし本当にそのビジネスが素晴らしいものであればあるほど、そのビジネスをしている人は他人に言いたくないはずですから。

独立の前には、「毎月の固定費」「毎月の変動費」をまず1度、数値化しましょう。しかもシビアにです。固定費は家賃、車、携帯代金、保険、何よりビジネスへの経費等。変動費は、食費、交際費、各種イベント等の費用です。仮にこの2つを合わせて月に25万円であるならば、×12ヶ月として「300万円」の貯金があることが望ましいでしょう。

これにビジネスによっては初期投資等を考えるのであれば、更にその分の金額を考える必要が出てきます。一人ならまだしも、もしご家庭・ご家族がいらっしゃるのであれば、もっとシビアな計算になりますね。スタートしてからでは手遅れになる可能性があるため、会社に所属している時に、この計算式は明確にしておくのがベターです。

会社の会議

NG4:第二・第三の手を考えておく

「これだ!」と感じて思いついたビジネスでも「まさか」の事態が起きる可能性があります。家族がいらっしゃる方であればなおさら、第二選択肢・第三選択肢等までは見込んでおくのがベターです。脱サラ後は、小さくても「経営者」としてスタートしていくわけですから、「リスク」を考えないのはまず経営者に向いていないと思いたいところですね。

自分の場合では、今でも「A社長」「B社長」「C社長」など、全ての仕事が無くなってしまったとしても、頭を下げてお願いをすれば「ウチで働いてもかまわない」と言ってもらえるであろう知り合いの方が、数名います。今一度、この視点も合わせて考えてみましょう。

NG5:会社員時代にできることをしておかない

脱サラをすると言うことは「会社の看板を捨てる」事になります。要するに「自分の名前」で戦っていくわけですが、まあ個人というのは「信用度が低い」です。大きな会社であればあるほど、会社員の時にしておくべきことは多くあると言えるでしょう。

クレジットカードの契約・更新

事業主は安定していないと見なされる為、クレカを作ることも弊害が生じます。還元率の高いクレカを会社員時代に作っておくことは、賢いポイントです。男のステータスとしては「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」等も、憧れのポイントになるかもしれません。

疎かにせずに、今一度持っているカードから考えてみましょう。ご家族がいる場合は「家族カード等」尚更、メリットが大きくなる場合もあります。

住居の見直し

「住む場所」は今後の人生を大きく左右する可能性がありますよね。働き方の大部分を締めるのがここです。信用度が低いと、引っ越しができなくなってしまうケースがあります。そもそも「今住んでいる場所でいいのだろうか」と考えてみることから始めてみましょう。脱サラ後の働き方によって引っ越しをする必要がある場合は、会社員の時の決断をおすすめします。

各種健康診断

自営業者になってからでも可能ですが、事業が忙しいからと疎かになる方も多くいらっしゃいます。企業で得られる仕組みは有難いことですので、注意点として抑えておきましょう。

各種保険・失業手当等

会社によっては入社時から保険や株式、イデコ等に加入しているケースもあるでしょう。また失業手当等、各種手当はどんなものが会社にはあるかをチェックしてみましょう。企業によっては、退職手当等を援助してくれる会社も存在します。

以上のような、ポイントを素通りして、勢いで会社を辞めてしまっては非常に勿体無いです。きちんとこれらを確認して、辞めてしまう前にできることを行って置くことも大切なポイントです。自分の実体験から切実に思います!

クレジットカード
POINT会社を飛び出す前に一度冷静な時間を!脱サラ前にできる事を1つ1つ確認しよう

脱サラ後に失敗を避けるための具体的な8つの施策

チビた
会社を辞める前がそもそも大切なんだね
兄貴
辞める前の事前準備で、独立後が本当に楽になるからね

 

それでは、もし脱サラをした際には「失敗を避けるためにはどんなポイントを抑えて置くべきなのか」を、自分の実体験からご紹介します。

施策1:事業プランを複数名に聞いてもらおう

事業プランは「自分で事業を起こす場合」も「代行・下請けの場合」もどちらもです。前者ならば尚更、複数名にプレゼンテーションして、フィードバックをもらいましょう。フィードバックの数は、多ければ多いほど良いですが、あまりにズタズタに言われてしまうとスタートする前に自信を失うのでバランスが大切ですね(笑)

複数名の人には、ロジックの強い人、感情豊かな人、年上・年下男性、年上・年下女性など、色々な対象者にできるのが理想でしょう。全く違う着眼点で突っ込んでくれるものです。聞き方としては「ダメなところ・気になる所・もっとこうした方が良い所」というようなマイナス面だけですとメンタルが持たないので、「ここは良いなと思った点」など、プラスの点も聞いてみましょう。メリデリ両方の側面ですね。

もしまだ価格帯も決まっていないようなサービスであれば「いくらだったら購入しようと思うのか」と、価格帯の市場調査をしてみても良いかもしれません。また知人レベルでは「ビジネスの専門家」ではないので「その道ですでに成功している人」にも聞いてもらえるのはベストです。ここはとても重要です。素人の意見は素人にすぎませんので、その道の玄人の意見を聞くことは初期段階で通っておくべきでしょう。

自分もスタートの時期に、「それは無理だ」とコテンパンに言われた経験もありましたし、だからこそ「さらに良いものを」と考えるきっかけを与えてもらった事もありました。プレゼンテーションの数は事業への熱量そのものですし、ここを喜んで通過していけないと「今後の継続は厳しい」、そう思えるほど重要なポイントでしょう。

施策2:単発売りをしない

特にフリーランス等でスタートする場合、例えば「ホームページのバナーを作ります」というような案件があった時に、バナーの制作費はせいぜい3000円〜1万円程度が相場かもしれません。もしこの仕事だけで生計を立てるとしても、月に20〜40件の仕事をこなして、20万円〜40万円となります。

「単発売り」は顧客との接点が一回だけですし、「時給」の働き方から脱していないと言えます。顧客への価値を高めるために「ホームページ全部の立ち上げ」「立ち上げ後の運用」等、面で考えていたことを、より立体的に、与える価値を上げられないかを考えてみましょう。

施策3:継続モデルを考える

例えば「ホームページを作ります」だけでも、その1回の取引で終えてしまいます。また次の顧客を見つけなければいけません。この時に「ホームページを作った後も、顧客に与えられる価値は無いか」という視点を考えて見ることが大切です。

ホームページを作った後、「問い合わせがなかなか来ない…」「ブログ投稿が続けられない」「SNSとホームページを連携したい…」「お客様の声を連載していきたい…」など、さらに突っ込むと顧客の抱えている悩みが見つかる可能性があります。ここに「継続モデル」のヒントがあります。

顧客の抱えている悩みの中で、「自分が役に立てること、しかも楽しみながら続けられることは無いか」を考えてみましょう。もしTwitter、Facebook、Instagram等のSNSの運用ができるのであれば「毎月数万円でまずは1年間運用をお願いしたい」という依頼が来るかもしれません。

もしその案件が月に5万円の場合、1年であれば60万円であり、この時点で60万円の契約を交わすことができますよね。もちろんきちんとした、成果保証、ご契約書、リスク等は相手に事前に伝える必要があります。このように、いかにして「顧客に喜んでいただける仕組み・継続した貢献はできないか」を考えることがポイントとなります。

ビジネスマンの足と事業の成長

施策4:「誰でもできること」から卒業をしていく

例えば先ほども伝えたように「ホームページ制作」というお仕事であれば、それだけ聞くとぶっちゃけ世の中には山ほど業者さんがいらっしゃいます。飽和状態になると、価格競争になって来るわけです。いかにして安くできるのか、という課題を解決してくれる業者さんに問い合わせが集中するものです。

価格競争に入ると、それを実現できるのは資金力のある大手になります。そうすると個人で独立した人にとっては、価格(単価)を下げるのは、ダイレクトに売上=生活費に直結して、死活問題になりかねません。そこで「差別化」がポイントになって来るわけです。

自分も独立した直後に「差別化」なんて、正直できていませんでした。ただこの視点を真摯に受け止めて、頭の片隅に置きながら、1日でも早くその状態から卒業していくことにシフトしていかないと、いつまでも比叡したフリーランス・個人事業主等になってしまいます。

「差別化」は「誰でもできること」から卒業するアイディアとしては、「掛け算」の考え方を持ってみましょう。特に自分の「強み」に焦点を当ててみましょう。掛け算というのは、「ホームページ制作×○○」ということです。例えば、オームページ制作×地方創生、ホームページ制作×AR、ホームページ制作×アプリ開発、ホームページ制作×笑い、ホームページ制作×デザイン、ホームページ制作×キャラクター等。

もしエンジニア等強みがあったり、身近にそのスキルが得意な方がいたらコラボをして、より差別化を図ることができるかもしれません。「ここでしか頼めないもの」を作ることができれば、自然と相手の印象に残り、紹介に繋がります。ただしコラボの際は、組む相手を慎重に選び、より納品時のクオリティには十分注意して事業を進めましょう。

施策5:収入チャネルを一つにしない

チャネル=経路ですが、要するに「お金の入り口を1つだけにするのは危険なので避けましょう」ということです。よく投資の世界でも例えられる話しでいうと、「全ての卵を1つのカゴに盛るな」という言葉があります。そのカゴを落としたら、全ての卵が割れて取り返しが付かないという意味で使われますが、収入の入り口を分散させておくことが大切になります。

自分もこの考えは分かっていても、当初は中々実践できなかった点であります。仮に1社10万円、2社で20万円のお仕事のみでスタートして頑張っているとしても、その2社との契約が終われば、翌月の収入は0となります。5万円×4社の方が同じ、20万円でも×4つの柱なので安定していると考えることができます。単価を下げるという意味でなく、柱の数を増やす考え方という意味ですね。

施策6:スタートで大きな投資をしない

よく成功者の話しで「リスクを背負った分だけ、リターンも大きい」という言葉を聞くことがあるかもしれません。これは1つ目、2つ目、3つ目と、事業の成功を重ねてからの話しが多い訳です。独立して1回目の事業から、一気に貯金を0にしたり、無理な借り入れを行ってのスタートは、非常にリスクが高いです。

雪だるまを作るにしても、最初は手の中でおさまる雪からスタートさせて、やがて大きくしていきます。特に店舗型ビジネス、フランチャイズビジネス等、初期投資が嵩む事業には細心の意識を寄せて考えましょう。稀に成功をされるケースも紹介されていますが、ほとんどのケースの場合は「小さく初めて大きくしていく」のがセオリーと考えて間違い無いでしょう。そしてその事業で利益が出たら、広告費、事業投資等、次の一手に投じていくのが一般的なストーリーでしょう。

遠くを見つめるビジネスウーマン

施策7:「持たざる経営」を意識する

「持たざる経営」という考えは、1990年以降広がってきたと言われています。なるべく「経営資源を持たないこと」という意味で、社員、オフィス、在庫、余分な固定費(設備、不動産等)などを軽くしていこうという考えです。施策の6と似ている部分ではありますが、この視点も経営体質を盤石なものにしていく為には不可欠な考え方でしょう。

特に飲食ビジネス、店舗ビジネス、物販系ビジネス等では、在庫を抱えるケースもあるでしょうから、この視点で今一度見直して見ることも重要なポイントと言えます。

施策8:「辞め方」が重要

これは昔の自分にも言い聞かせている言葉です。やはり「会社を辞める」というスイッチが一度入ると「辞めた後の世界」に、どうしても目が向いてしまうものですよね。ですが「今いる環境への辞め方」もぜひ大切にしてください。

自分は、正直綺麗に辞められた訳では無いと思っているので、もし蔑ろにせず辞められていたら、もっと成長速度が違っていたと思っています。具体的に相談相手、協力者も増える訳ですから。「立つ鳥後を濁さず」という言葉があるように、この言葉の意味を痛感しました。

もし「不義理」に次の環境に移ってしまっあのであれば、いつかそのツケが返ってくるものだと、思いたいところですね。もちろん色々な事が重なってしまい、全て綺麗に辞められることもできないかもしれません。ただしこの意識を持っておくだけども、少しの行動が変わってくると思いますので、意識してみてください。

POINT未来への具体的な予測が何よりのポイント。足が止まるギリギリくらい年密な未来予測を

まとめ

チビた
独立する前に聞いておいてタメになったかも
兄貴
子供が独立とか言うな!ポイントを抑えておくようにね

今回のまとめに入っていきます。注意すべきNG行動と、失敗確率を抑える為の具体的な施策をお伝えしてきました。

結局どんなビジネスがスタートしやすいのか

この点ではもし第一歩目にスタートしたビジネスが決まっていないのであれば、「インターネットビジネス」「教育型(コンサルティング)ビジネス」の2つは必ずチェックしておくべき事業と言えます。それは「在庫を抱えない」「利益率が高い」「初期投資が少ない」「継続課金モデルが可能」という視点が叶っているからです。もし「これを絶対にやるんだ!」というビジネスモデルが見つかっていないようであれば、ぜひ検討材料にしてみてください。

結局は情報の「質」と「量」で決まる

「本物の情報は、本物の人が持っている」こんな言葉があります。情報を仕入れるためには、その分野で成功している方から得るしかありません。例えば「普通のりんご50円販売して、10円が返ってくるビジネス」と「名産のりんご100円を販売して、20円返ってくるビジネス」ではどちらが成功確率が高いと言えるでしょうか。

「名産」である事と「20%の還元率」の観点から後者だと考えられますよね。これは例え話に過ぎませんが、「前者の情報」のみ知ったからと言って、思い切り時間とエネルギーを投下しても、後者に勝る可能性は低いかもしれません。後者の情報の方が、時間も効率的に売上が順調に伸びる可能性があります。

努力をしたから成功するのではなく、「正しい情報に対して努力をする」から、成功確率が高まるものです。始める前に今一度「情報」の「質」と「量」に疑いの目を持ってみてはいかがでしょうか。今回も、お読みいただきましてありがとうございます。