人脈がある人と無い人では、ビジネスでも0の桁が変わるほどの結果の違いが生じます。全くの0から、短期間でどのように確かな人脈を構築していけば良いでしょうか?今回は1年で2400名の名刺交換から、人脈を作った実体験に基づいて、失敗談も交えてお伝えさせて頂きます。

そもそも人脈とは?

チビた
子供でも人脈って大切?
兄貴
いや流石に考えなくて良い!ただ大人の世界ではとっても大切なので1つ1つ要チェックだよ!

 

人脈の定義

「人脈」と一言で言っても、人によって様々な意味付けが生じるでしょう。よく言われるのは人脈は「名刺の数」なんかでは無いという事です。名刺をいくら集めたとしても、名前も顔も一致しなければ何の意味もありません。人脈とは「価値と価値を交換できる信頼関係」と覚えて置くと良いでしょう。

「ビジネス=価値と価値の交換」とよく表現されますので、ここからブラさずに「人脈」も捉えておけると、今後の動き方もきっと変わってきますね!

価値と価値の交換

「価値と価値の交換ができる」というのは、相手に自分という人間が与えられるもの、与えられる喜びが伝わっているという事です。また、自分も相手がどんなお仕事をしていて、どんな価値提供をしてくれている方なのかを理解出来ている状態と言えます。

「自分の事が伝わっていて、相手の事も理解できている」という人間関係が構築できていて、はじめて価値ある「人脈」の1人と言えるでしょう。

パズルのピースを持っている男女

人脈はなぜ大切?4つの価値とは?

私は営業時代、1ヶ月で200名、1年で2400名の方々と新しく人脈を開拓した年がありました。今でもその時のご縁から、一生の繋がりと発展している方もいます。「なぜ人脈があるとよいのか」これは明快ですが、改めてメリットをお伝えします。

困った時に頼れる人がいる

「協力者」がすぐに見つける点です。何か新しいビジネスを始める時、ビジネスで行き詰まった時、直接の繋がりで「相談者・協力者」がいてくれるのは、大きな支えになります。繋がっている人の数が多いと、「困った分野」において相談者を変える事も可能です。一人でも多くの、信頼できる人との繋がりは大切な財産となります。

専門家と最短で繋がれる

「人脈がある」という事は、繋がっている母数が多い事になりますので、それだけその道の専門家と繋がれる可能性は高くなります。事業を転換する時、事業を発展する時「専門家でないと分からない事」は多々あるものです。その時に「○○の専門家と繋がりたい」と発信すれば、最短で会える可能性が高まります。自分も沢山の人生の転機で助けてもらった事があります。

営業が楽になる

「○○のサービスを始めた」という事を、何人かのキーマンに発信すれば、そのサービスを欲している人と繋がれる可能性が一瞬で開ける場合があります。事業の悩みでで最も多い事は「集客」です。いかにして人を集めるのかという点が大きな壁になりますが、人脈力がある人にとっては、この集客の壁を、するっと乗り越えられる可能性も高まります。

マーケティングが楽になる

新しいサービス、新しい商品を始める際に「市場調査」は欠かせません。そこでペルソナ(顧客像)に近い人を、自分の人脈からすぐに探し出せれば、メール一本でマーケティングを行う事も可能です、もちろん直接の繋がりがなくても「紹介」によって、いくらでも人のご縁が開拓できる可能性があります。

以上のように「メンタル的」にも「ビジネス的」にも大きなレバレッジが効くのが「人脈力」と言えるでしょう。

POINT人脈(人とのご縁)は人生でもビジネスでも最大の宝もの

0から人脈を開拓する9ステップ

今回はSNSを活用しないで、全くの0から人脈を開拓していく方法をお伝えします。これからお伝えする行動を、Twitterやインスタグラム等のSNSを合わせればより一層楽な人脈作りも可能でしょう。

ステップ1:自分が「何者なのか」を明確にする

人脈の定義を「価値と価値を交換できる信頼関係」としました。その場合「自分が与えられる価値は何か」と一言で相手に伝えられる必要があります。要するに「自分は何者であるか」という事です。相手も毎日多くの人と接している中で、なかなか覚えてもらえないものです。

「○○の専門家」というタグ付けをしてもらう事で、まずは印象で勝ち残りましょう。「Youtubeの専門家」「化粧品コスメの専門家」「WEBマーケティングの専門家」等、自分を一言でどんな風に相手に覚えてもらいたいかを、明確にする必要があります。

ステップ2:「名刺」作成

今ではTwitterやFacebookが名刺変わりになっているケースが多いです。もちろん、どの人脈を構築したいかによって「名刺」そのものがいらないケースもあります。もし目上の人、一般的な企業、大手企業などの人脈を構築したい場合は「名刺」は不可欠なアイテムとなります。先ほどのステップ1で明確になった、自分の「専門性」が一目で分かる名刺作成がポイントです。

恥ずかしがらずに「顔」も名刺にあるのと、無いのとでは覚えてもらえる効果が違うので検討しましょう。もしくは「似顔絵」「イラスト」等でもOKでしょう。

ステップ3:「理想の人脈像」を明確にする

このステップも非常に重要で「何となく」で行動すると、「何となく」の人脈しか構築できません。「人脈を作りたい!」と人に言っても、言われた方は行動に移せないものです。「こんな人に会いたい!」具体的で明確なほど、人の協力は得られやすいものです。

・週5でスーツを来ている30代の独身男性と会いたい

・美容意識の高い子育て中のママと繋がりたい

・会社を作って5年以上経過をしている女性起業家とお会いしたい

こんな風に、相手に伝えられると頭の中に具体的に浮かびやすくなるものです。自分が「どんな人に会いたいのか」を一言で、しかも相手がイメージしやすいように伝えられるのがポイントです。

会社のスタッフ

ステップ4:交流会・勉強会への参加

いよいよ戦場へ!第一に、全く人脈が無い場合は「母数」を増やす必要があります。私が営業初心者の時には、毎週2-3回、月に8回以上ビジネス交流会に足を運びました。月間200名程度の新しい人と知り合うことが可能です。

Googleで「ビジネス 交流会 東京」等で検索すると複数出てきます。ランチ交流会、朝活、などでもいくらでも検索できます。1回参加者が15名〜30名程度、参加費が2000円〜4000円程度が相場と言えるでしょう。1度参加をした際には約20名程度の人と名刺交換が可能です。10回参加すれば200名の人と名刺交換ができる事になりますね。

ここで重要なのが「名刺」の数は全く意味がないので、着目すべきは「価値と価値が交換できる人間関係」です。3分程度のたった1回の名刺交換では、それは無理があるので、ぜひ次回で「お茶(個別の面会)」のアポイントを取り付けましょう。

ステップ5:名刺交換は相手が主役

名刺交換をする場合、名刺交換でなくとも「初めまして」の場合は、「相手が主役」ということを是非念頭に活動してみましょう。ほとんどの人が名刺交換の場合は「自分の事」を話したいものです。

そこで、逆手に取って「真剣に相手の話しを聞くこと」に専念してみましょう。相手は「話しを真剣に聞いてくれる行為」に好感を抱いてくれるものです。鈍感、もしくは超自己中な方はこの行為すら気付かないので、もはやそういう方とは「人脈」としても、こちらからお断りぐらいの気持ちで割り切ってもよいでしょう。

相手が「ところで○○さんはどんなお仕事をされているんですか?」と聞く耳を持ってくれた時に、今度は端的に分かり易く自分をプレゼンしてみましょう。たった3分でも、2分間、真剣に相手の話しを聞く姿勢が伝われば、残りの1分で相手に誠意も伝わるものです。

ステップ6:個別アポイント

ビジネス交流会・名刺交換会・セミナー等で出会った方の中で、厳選して10%程度の人とは直接会ってみましょう。1回20名程度の人と名刺交換ができれば、最低でも2〜4名の人と直接アポイントができるとよいでしょう。「この方と直接お話ししたい」と思った場合は、アポイントの旨を「名刺交換」の際に事前に伝えておく事がポイントです。

「もしよければ詳しく○○についてもお聞きしたいですし、私の○○についてもお聞き頂けたら幸いです。後日個別でお会いさせていただく事は可能でしょうか?○○のアドレスにご連絡をさせて頂いても宜しいでしょうか?」と、名刺交換のその場でアポイントについて伝えます。そうすると、スムーズに日程も確定できるものです。

個別アポイントは1-2時間程度、オフィスまたはカフェが一般的ですね。1回目のアポイントでは「信頼構築」が目的です。自分の商品を売り付ける、というスタンスはNGです。もちろんよっぽど前のめりに、相手の方が聞いてくれ得るのであれば例外ですが、基本的には「相手が求めていることを」聞く時間、に徹してみましょう。

電球とアイディア

ステップ7:相手のコミュニティに飛び込む

個別アポイント等で、信頼関係が構築できれば、希に相手が自分の交流会等を主催している可能性もあります。もろにビジネス色の強いコミュニティに飛び込むのはリスクが高いので、バランスが必要です。読書会、交流会、食事会等、少し緩めに相手が会を運営しているのであれば、思い切って「巻き込まれる」事も1つのポイントです。

相手が主催している会に顔を出す事で、紹介者が「会のボス」になります。会のボスが、その会のメンバーに自分を紹介してくれる事で、一気に影響力高く自分の存在を売り込めるものです。紹介は「紹介者の影響力」がとても大切になります。

相手が主催している会に巻き込まれる事で、他のメンバーに影響力が高めに紹介されますので、より相手と信頼関係が構築しやすくなります。この会でも、名刺交換を複数名と行い、そして「この人!」という人がいれば個別にアポイントを取りましょう。

ステップ8:会(イベント)を主催する

ステップ4〜7をある程度、繰り返していくと「人脈の母数」は増えていくものです。そこで今度は自分が人を「巻き込む」番です。月に1度でも、自分主催の小さな交流会を作る事で「○○の主催者」という、肩書きが誕生します。

大小問わず、初めは4名、6名など小さくても会を主催してみます。○○の代表となる事で、より人は自分の事を紹介しやすくなるものです。「○○さんの周りには人が沢山いる」という認識が相手に伝わり、自分と会うメリットが1つ増えるわけです。

自分で○○会とネーミングをつけて、月に1度でも交流会を主催してみましょう。会のポイントは「参加者に大きなメリットが与えられる」事をいかに実現できるか」です。私は交流会等を主催して、毎月1回20-30名、1年で300名近くが参加した食事会等を主催したりしました。ただ食事をするだけでなく「繋がりたい人と繋がれる」をテーマに、「紹介」に重点を置いた会を主催していました。

お陰様で、参加者の方は「出会いが広がった」と喜んでいただけました。このように参加者に喜びが還元できるような会を考えてみる事、また頑張りすぎず、無理し過ぎず、継続ができる仕組みを考えてみることがポイントと言えるでしょう。いきなりハードル高く、スタートし過ぎないようにしましょう。

ステップ9:相手の「記憶」に残り続ける

「人脈」と言えども忘れられては意味がありません。名刺交換、個別のアポイント等でどんなに強烈に印象に残る事ができても、やはり人はなかなか忘れてしまう者ですよね。そこで「記憶」を仕組み化する事です。例えばFacebookで繋がった人とは、しっかりと繋がりましょう。また必要があれば、Twitter、メルマガ等を活用するのも手です。

Facebook等のSNSで週に1度、月に1度でも「今何をしているか」を定期的に配信を続ける事で、自分の事を1秒でも思い出すきかっけを与える事ができます。「新しい事をはじめました」「こんな情報求めています」「こんな事できるようになりました」等の情報を小まめに発信を続ける事で、1年、3年のブランクが例えできたとしても「Facebookでは拝見していました」と、会話ができるものです。

人によっては出会いにも「ベストタイミング」があるものです。その時は何もお互いにメリットが無いような出会いも、状況が変わって、1年後には掛け替えのない出会いになる事もあります。自分も実体験で感じた事があります。ですので情報発信は怠らず、相手に覚えてもらえる事を仕組みにしてみましょう。

POINT相手に「必要としてもらえる」存在に

より効果的に人脈を構築するために

以上の9ステップはいかがでしたでしょうか。SNSとかけ合せると、半年で1000人の新しい出会いを作ることは案外容易なことです。もちろん明確な目的、人物像、自分の専門性などにもよります。更に番外編として、人脈作りで押さえておきたいポイントをお伝えします。

「紹介」は計り知れない価値がある

人脈を構築していく中で、切っても切り離せない事が「紹介」です。人と人を繋げるという事です。もし自分が紹介をしてもらいたいのであれば人を紹介することから、始めてみましょう。目の前の人に「自分に役に立てることは何かあるでしょうか?どんな情報、人との出会いを求められていますか?」と直接聞いてみるものありです。もちろん話の中で、明確に分かれば聞かなくとも、察してご提案してみましょう。

「○○を専門に活動されている、○○さんという方がいます。とても誠実な方ですし、きっと○○さんとも気が合うかと思いますのでお繋ぎさせて頂いても宜しいでしょうか?」と相手にきちんとご紹介ができれば、紹介された二人ともに「ありがとう」と思ってくれる可能性が高まります。

紹介は下手すると、どちらかが不利益になってしまう可能性があり、信頼を損ねるきっかけなってしまいかねません。「どちらもメリットがあるか」を考えてあげる事で、二人から感謝をしてもらえるものです。もし本当に喜んでもらえれば、また自分の存在を覚えてもらえるきっかけになります。ぜひ「目の前の人に喜んでもらえる、紹介できる人はいないか」という視点も持って、活動してみましょう。

大物との出会いで一発で変わる事がある

色々な人と繋がっていくと、各界の大物経営者、一流の方々と繋がれる可能性があります。このような大物の方々と出会って、普通は何も提供できないものですし、相手も覚えてくれないものです。たった1度の名刺交換で、記憶に残るのは相当難しいものです。

しかし場数をこなして「何か提供できるものは無いか」と常に考えられる習慣を持つ事が大切です。また大物の場合、その方と仲が良い方から紹介をして頂く事も戦法の1つです。もし大物ときちんとした人脈を作りたい場合は、その方の周りの仲の良い方々と、まずは地に足のついた人脈作りがポイントになります。

ステップを踏んで信頼構築を築いていく事ができれば、大物とのコラボレーションも実現可能です。

ビジネスの交流シーン

人脈作りで注意すべき事

チビた
うんうん、9ステップが分かったよ!注意すべきことはあるの?
兄貴
0から開拓をしていくと、やはり注意すべき事もあるので伝えるぞ〜!

 

相手のペースに入り込み過ぎない

矛盾しているようですが「バランス」が大切です。「相手の話しを真剣に聞く事」「相手のイベントに参加する」とステップでお伝えをしましたが、入り込みすぎるといわゆる「営業のカモ」になってしまう事もあるので、注意が必要です。

また何でも「はい」「はい」と相手の提案ばかりにYESとなっていては「都合のいい人」と思われかねません。自分もこれで失敗した事があります。都合のいい人は、営業もしやすいですし、協力も仰ぎやすいですし「利用されない」ように注意が必要です。

その為には「自分の求めている事」「できない約束はしない」「断るときはきちんと断る」というスタンスも是非大事にしましょう。

信頼は一瞬で崩れる事もある

前の章でもお伝えしましたが「紹介」を誤ると、一気に信頼が崩れる事もあります。他には「約束を守れなかった」「できないのにできると答えてしまった」「言ったことをきちんと提供できなかった」等の行動で、知らぬ間に相手から信頼されなくなってしまう事もあります。

ふとした会話の中で容易に「いいですね!やりましょうよ!」とか「もし商品ができたら買いますよ〜!」とか、万が一口にしていないか、もう一度自分の発言もにも注意しましょう。聞き手は、自分以上に覚えているものです。せっかく1年かけて作ってきた信頼関係も、1日で崩れてしまう事もあります。人脈構築に「信頼」は土台ですので、この点をきちんと注意してみましょう。

まとめ

今回は0かの人脈の作り方をステップ毎にご紹介をさせて頂きました。自分が営業時代、全く人脈が無い頃から、失敗もありながら作ってきた行動の1つをご紹介させて頂きました。現代では、SNSも人脈構築の大切なツールと言えます。リアルの人脈の開拓・影響力を高める方法と、SNSマーケティングを織り交ぜて、最強な自分なりの人脈構築に挑戦してみてはいかがでしょう。

たった1人の人との出会いで、人生は180度好転する事もあります。まだ出会っていない素敵な方との人脈にワクワクしながら、是非楽しみながら挑戦をしてみましょう。