もし人生で1つだけ平等に与えられているものがあるとしたら、何と答えるでしょうか。まさに「時間」ではないでしょうか。日本人だろうが、外国人だろうが、ましてや自然界も「時間」は切っても切り離せないものです。今回は複数の経営者さんにインタビューをして、「時間管理」を上手にできている方の共通点をお伝えします。

チビた
子どもは時間なんて忘れて遊んでいるな~

兄貴
大人でも上手に時間を管理する事で人生を謳歌できる!

1)Twitterで皆さんに関心を持ってもらえた「時間」の事

今回の記事は、先日2019年3月17日にTwitterで投稿をした際に、いいね数「584件」リツイート数「84件」というように、反響があったものです。

この投稿からさらに、重要ポイントを掻い摘んでお伝えをしたいと思い、記事にしました。この記事では「時間」ってなんなのか、時間を大切にするメリットって何かという部分も深掘りしていきます。

2)そもそも「時間」の概念って?

「時間」は当たり前のように124時間、1365日平等に与えられているものですが、世界で成功している経営者や著名人は時間をどのように捉えているでしょうか。参考に、複数名の言葉を引用してみましょう。

【1】ピーター・ドラッカー(オーストラリアの経済学者)

「マネジメントの父」と呼ばれているドラッカーの言葉です。

『時間は希少な資源である。時間が管理できなければ、他の何事も管理できない。』

『時間こそ真に普遍的な制約条件である。あらゆる仕事が時間の中で行われ、時間を費やす。それなのに、ほとんどの人が、この代替できない必要不可欠な資源を重要ではないもののように扱う』

【2】アンソニーロビンズ(自己啓発作家)

フォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人にも選ばれた、起業家アンソニーロビンズの言葉です。

『時間を自分のものにしてしまえば、多くの人が一年でできる事を過大評価していること、そして十年でできる事を過小評価している事が分かるだろう。』

【3】ヘンリーフォード(実業家)

自動車会社フォード・モーターの創設者であるヘンリーフォーフォノ言葉です。

『たいていの成功者は他人が時間を浪費している間に先へ進む。これは私が長年、この眼で見てきたことである』

これ以外にも多くの著名人が「時間の重要性」を言葉で残しています。時間管理を放っておく人生と、時間を味方につける人生では、自分が一生を終えるときに全く違う「気持ち」になることは目に見えていますよね。

3)「時間管理」を味方につけるメリットって?

よく年上の方が「あっという間に20代は過ぎる」「50歳なんってあっという間だ」なんて言葉を聞く事もありますよね。「時間管理」を疎かにすると、砂時計の砂のようにどんどん時間が減っていく、そんな感覚になってしまうものでしょう。もし「時間管理」を日常から上手に行うことができたら、どんな価値が手に入るでしょうか。

メリット1:失敗の回避

時間管理ができるということは「スケジュールに余白」ができる事です。つまり「予定を先読み」する事で、未然に失敗を防ぐ事ができるようになります。「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書きますよね。予定がカツカツに詰まっているスケジュールでは、あっという間に次の予定、その次の予定が押し迫り、まさに心が忙殺されてしまいます。

時間管理を行う価値の1つは「スケジュールに余白が生まれることで未来の先読みが出来る事」です。例えば「来週の商談でクライアントさんに喜んでもらう為にさらに出来ることは?」と事前に思考を未来に飛ばす事で、先読みする事ができますよね。

ここで「手土産を持って行こう」「もっと資料を改善しよう」「○○のご提案資料も作ってみよう」と、行動が変わるものです。先読み思考で「失敗の回避」に繋がることが、1つ目の価値と言えます。

メリット2:振り返りが出来る

時間管理が上手に行えると「自分の予定を振り返る」時間が生まれます。もし「新規集客がうまくいっていない」「商談で断られた」「○○プロジェクトがスムーズに進んでいない」などの『課題』が見えた時に、予定がカツカツだと振り返る時間すら抜けてしまいます。「もっとよくする為には」という振り返りを、先手で打つことができるようになります。

メリット3:コミュニケーション不足の解消

実際にリクナビ社が調査した「退職理由の本音ランキング」では、その3位が「社内の人間関係がうまくいかなかった」という結果が出ています。それだけ「コミュニケーション不足」は、雇用環境にも大きく問題を起こしてしまうものと言えますよね。

その理由の1つとして「自分のタスクが溜まっている」事で、コミュニケーションが疎かになってしまうものです。余裕を持った人間関係作りが後回しになってしまって、解消し切れなくなるケースもあります。もし時間管理が先手でできていて、タスク処理等もスムーズに行えるようであれば、より周りの人にも「穏やか」に「温かく」接する事ができるのではないでしょうか。

どうしても自分の業務が手一杯だと、会話も疎かになってしまうものですよね。「自分が時間的に余裕がある状態」は、周りの人にもプラスの影響を与えるものです。自分の時間的ストレスが減ると、相手にも優しく接する事ができます。自分が余裕を持つことは、身近な人の為にもなり、回り回って、自分の為にもなります。

メリット4:「仕事」と「プライベート」の両立

「実は仕事で成功していても家庭がボロボロ」そんな経営者さんもお会いした事がありました。どれだけ社会的に成功されていても、ご家族と仲良く過ごせていないと、真剣にカミングアウトをして頂いた事がありました。逆に自営業者や会社から独立をして、上手にオンとオフが切り替えれずに、また会社員に戻って再就職をされた人も知っています。

もちろんどちらが良い、悪いという事ではなく、せっかくであれば「仕事」と「プライベート」どちらも充実できているのは、誰にとっても理想の状態ですよね。時間管理が上手にできる最大の価値は、ここに尽きると言っても良いでしょう。身近な人を大切にしながら、自分の時間も大切にできている状態を作り出せる事。この両立に意識がいかないと、なかなか難しいですが、時間に余裕が生まれる事で「両立できる確率」は確実に高まるものです。

次の項でも触れますが、本当に幸福を感じられている方々は、両立が達成できている方と言って良いでしょう。

時計と本

4)成功している経営者は何をしている?時間管理8つの実践リスト

さて実際に、時間管理の上手な経営者さんはどんな風な事に注意しているのでしょうか。今まで8年間で実際にお会いしてきた方々の中で、その共通点をピックアップしてご紹介します。

【1】早起き習慣

ソニー生命保険株式会社が実際に行った調査があります。20歳以上の経営者・会社役員、会社員の合計1,000名にアンケートを行った結果、年収1000万円以上の約60%が「自分は朝型である」と回答をしています。また朝起きて何をするのかというと、優秀な方は「1日のスケジューリングの確認」「メール・事務処理」、人によっては「瞑想」をして心を穏やかに保つ習慣を持っている人もいます。

「朝起き」を制する事で、時間管理のおおよそを制していると言っても過言ではないくらい、1日のスタートが重要になってきますね。

【2】仕事を任せる達人

時間を身につけている人にとって、「自分」だけの24時間という発想を捨てる事が、まず大切だと言います。要するに人の力を借りる事で、24時間が25時間にも、26時間にも変化する事も出来るのです。

それこそ朝起きて、「タスク整理」そする中で「本当にこの業務は自分ですべきものか」と問う事で、「この仕事は〇〇さんの力を借りよう」と人に依頼を上手にしていく発想が大切になります。タスクというボールを自分で持ちすぎない事、手放す事で時間を味方にするのです。もちろん人をこき使ったり、奴隷のように扱うという訳ではありません。

例えばエクセルで細かな数値管理が苦手な場合、得意な人にどんどん任せる発想を持つべきです。もし自分でその作業を行なってストレスかかりながら3時間業務を行うのと、得意な人が30分で終わらせるのとでは、どちらの方が賢いでしょうか。しかもストレスがかかっている状態ですと、ミスもしやすくなりますし、ダブルチェック等で更に時間を費やしてしまう可能性があります。

自分の専門外のタスクに時間を割くことを極力減らして、専門領域、またはクリエイティビティを発揮できる分野に時間を割く事が、時間を味方につけるコツだと言います。

【3】お金で時間を買っている

前項にも似ている発想ですが「人の力」を借りるという事です。例えば、移動で「タクシーを使う」事で、タクシーの中で他の業務が行えるので「移動しながらタスク処理ができる」という同時に2つの事が出来ます。税務面を今では会計ソフト等で自営業者が自分で行う事もできますが、税理事務所へ依頼すればその時間を自分の専門事業へ使う事が出来ます。

経営者さんによっては、出前を取る事、ハウスキーパーさんを雇ってお掃除を任せる人も中にはいます。健康の点や、掃除は自分ですべきなど、賛否両論は別れる点はあるかもしれませんが、「時間をお金で買う」という発想を持っている事が、時間を大切にする考え方でもあるのは事実と言えるでしょう。

スマホを使っているビジネスパーソン

【4】スキマ時間を投資に使う

ある調査では1日に平均して「1時間9分」の無駄な時間、いわゆるスキマ時間があるろいうデータが出ています。特に電車の待ち時間、移動時間、お店の待ち時間等、細かな時間を合わせると確かに1時間程度の時間になると考えられます。

食事の時はふと息抜きをするなど、リラックスは確かに大切です。しかし、スキマ時間にその人のクセが出るようで、つい待ち時間に「スマホゲームを開いていじる」なんて人もきっと多いはずです。もし仮に11時間、365日のスキマ時間をドブに捨てているとしたら、1年で「約15日」無駄にしている計算になります。

こう考えると、大きな損失ではないでしょうか。この11時間程度のちょこちょこしたスキマ時間を「アイディアのメモ時間に使う」「PDCAの思考に使う」「書籍を読む」「スマホでニュースをチェックする」など、価値ある時間に置き換えられたとしたら、1年後はどれだけ変わるでしょうか。

スキマ時間までキツキツするのはお勧めしませんが、少し意識を変えて見るだけでも、行動が変わるかもしれません。スキマ時間の活用方法なら、今日からでも変えられますね。コツコツ積み上げていきたいものです。

【5】人の時間を大切にしている

自分の時間を大切にしている人だからこそ、相手の時間も大切にできるものです。「相手の忙しさを考えないで長電話をしてしまう」「ゴールのない相談を長々としてしまう」「上司・お取引先に時間をとってもらったが相談内容がまとまっていない」など、気をぬくとつい相手の時間を奪ってしまい兼ねません。

厳しいですが、優秀な方であれば「3分の名刺交換で一瞬で見抜かれるもの」と思うべきです。名刺交換の中で、自分の話をつらつらとしてしまうのか、相手の事を考えてコミュニケーションが取れるのか、たった3分の中にでも人間性が出てしまうと言う経営者さんもいました。たった1回の名刺交換や、面談でも「相手の時間」を大切にできているかは、汲み取られるものですので、注意したいものですね。

もし電話やアポを取るなら「○○の目的で1時間ほどお時間よろしいですか」のような相手を思いやる言葉や、「相談内容は3つに絞っています」など、明確な内容を提示できるのがベストでしょう。

【6】過去に執着をせず未来思考を徹底

時間管理ができている人にとって、「あの失敗どうしよう..」というように過去を後悔している方はほとんどいないでしょう。もし失敗やミスがあったとしても、「どうしたら改善できるのか」というように思考を「未来」に向けているものです。

過去の失敗や、すでに起こってしまった事実は、気持ちの面でも「完了」させて、未来に目を向けています。「1年後事業をどのようにしていたいか」「3年後どんなプライベートを過ごしていたいか」「10年後はどんな未来になっていたいか」など、未来に目を向けた「先手思考」が癖付いています。その中で「今」に幸せを見出す、そんな好循環のライフスタイルを送れている方々が、時間に好かれる人だと言えるでしょう。

時計とカレンダー

【7】プライベート(家族時間)を先にスケジューリングする

複数名の予定表を見させて頂いた時、上手に時間管理をしている人たちの共通点は「プライベートを先にスケジューリングしている」という事でした。プライベートというのは、「個人の趣味」「旅行」「家族との時間」「奥さんとの記念日」「子供との約束」などです。

ここを疎かにすると、それこそ「仕事」と「プライベート」の両立は不可能です。仕事からではなく、先に「プライベート」から予定を抑えるほどの時間管理能力がある人が、本当に幸せそうに過ごしている方々でした。もちろん仕事を全て優先順位を下げるわけではなく、仕方のない所もあるでしょう。しかし基本的には「プライベート」から先に時間をスケジューリングする方が、返って仕事が上手に回り始めたという経営者さんも沢山知っています。

「ワクワクするスケジュールがある事でモチベーションが続く」「思い切って社員やパートナーに仕事を依頼する事ができた」など、の事例も耳にしています。ぜ自営業者・フリーランス・経営者さんなど、ぜひ半信半疑でも、思い切って実践してみて現実の変化を体感して見てはいかがでしょうか。

【8】整理整頓

1日約24分。年間で約150時間。これはなんの数値かと言いますと、大塚商会の調べで分かった調査結果で、ズバリ「人が探し物をしている時間」という事です。1日約24分間も探し物をしているだなんで、思ってもいないですよね。鍵がない、財布がない、ペンがない、書類がないなど。細かく合わせると、これだけの時間を人は探し物に使っているというデータなんです。

これでは時間管理ができているとは言えませんよね。時間を味方につけている方々は、やはり「シンプル」な方が多いです。机の上、本棚、書類、カバンの中身等、せめて「仕事場」の整理整頓はきちんとできているのです。プライベートのご自宅も綺麗だと、更に「時間」には追われなくなりますね。

風水の世界でも、家の整理整頓は身体や思考の整理と関係していると定義付けられてて、経営者さんでも風水を取り入れている方は少なくありません。物の乱れは「思考の乱れ」と仰る経営者さんもいるほど、ごちゃごちゃしている状態をいち早く、断捨離して、整理整頓できる事で、時間管理にも繋がってくると言われます。

合わせて整理整頓ができる人は「断捨離上手」と言えますね。「必要・不必要」の判断が素早くて、無駄なものを所有せず捨てる事ができます。物の整理と、思考の整理が一致しているものだという意識を持ちたいものですね。

まとめ

チビた
使い方によっては124時間よりそれ以上になるっていう発想がすごいね!

兄貴
そうだね!時間管理を上手にこなしている方の行動を分析するとヒントが沢山あるね

今回は、実際に経営者の方々の中で、時間管理を上手にできている人の共通点やコツをご紹介しました。多くの人をインタビューしたり、お話しを聞くと、自分の時間を大切にすることは、「自分の人生を真剣に生きている証」だと思いました。気付いた時が人生で最も早いタイミングなので、できることから取り入れたいものですね。今回も最後までお読み頂きましてありがとうござました。