コミュニケーション能力は、社会人としてまず身に付けたい武器といっていいでしょう。突き抜けている人で「この人コミュニケーション能力が低いな…」と思ったことはまずないので、成功者の共通点とも言えますね。今回はコミュニケーション能力を高める8つのコツをお伝えします。

この記事はこんな方にオススメ

・営業・ビジネス・恋愛現場で上手に相手と信頼関係を構築したいと思っている方

・短期間でコミュニケーション能力を高めたいと思っている方

そもそもコミュニケーションって?

チビた
コミュニケーションなんて考えた事ないぞ
兄貴
大人になってからむっちゃ重要なんだからよく聞いておけよ!

 

語源はラテン語

コミュニケーションとは何でしょうか。コミュニケーションと聞くと、上手に話せる人、プレゼンテーションが上手い人、みたいな印象を受けませんか?単純にそういうことではなく、実はもっと深い意味なんです。コミュニケーションの語源はラテン語でcommunis(コミュニス)と言って「共通のもの」というのが本来の意味です。

ですので、コミュニケーションとは「自分から相手」と一方的なものでなく、「相手と私」という二者があって初めて成り立つものです。コミュニケーションは「相手ありき」だということですね。

朝礼の挨拶をしているビジネスウーマン

間違ったコミュニケーション能力?

言葉の定義が曖昧だと、間違ったコミュニケーションを振りかざしてしまうケースが起こってしまいます。特にビジネスの場で代表的なNG例としては、以下のようなパターンでしょう。

一方的なガツガツしたプレゼン

意識が高い人ほど、気付けばこうなってしまってるケースがあるので要注意!自分の会社のこと、自分の商品のこと、自分の趣味、好きなこと。相手が「聞く耳」を持つ前に、一方的に話しては正直時間の無駄です。そして一発で信頼を損ねる可能性があります。

知ったかぶりをする

相手の話しに合わせようと、専門的なキーワードが出てきても「はいはい、よく分かります!」と、つい答えてしまってはいないでしょうか。素直に興味を持って聞くことも、きちんとしたコミュニケーションです。自分の頭の中が「?」が浮かんだ状態で、話しがどんどん進んで行く前に確認が必要ですね。もちろん相手の話しのタイミングを見て聞き返してみましょう。むしろ専門家と合う場合は、事前に最低限の知識を勉強しておく準備がマナーと言えるでしょう。

笑顔でただ頷くのみ

知識や経験がないと、もはや仕方ないかもしれませんが、出来る人ほどパッと見抜いてしまいます。話しの中で、気になったキーワード、自分の思ったこと、相手への質問等、言葉のキャッチボールが無いと、相手にも薄っぺらいと思われる可能性があります。

以上のような行動は、出来る人ほど一瞬で見抜かれるものです。自分もそういう経験をして、痛い目を見たことがありました。では何に注意が必要なのでしょうか。コミュニケーションのスキルの前に、その本質を考えてみましょう。

ビジネスの会議風景
POINTコミュニケーションは「相手本位」。相手に心地よさを提供できる事

ではコミュニケーションの本質って?

チビた
なんか大人の世界って難しそうだなあ
兄貴
大事なことを抑えればシンプルだから覚えておくように

本質は相手に興味を持つこと

「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」

この言葉をご存知でしょうか。かの有名なマザー・テレサの言葉です。ちょっと大それていますが、この言葉も大きなヒントになります。コミュニケーションの本質は「関心と興味」です。

コミュニケーションの定義は「共有すること」と先ほどお伝えしましたが、「共有」の為には「相手を知ること」がスタートになります。まずは「相手に興味を持って、知ろうとすること」。この事がコミュニケーションの本質と言えます。

では、より具体的にどんな方法でコミュニケーション能力を高める事が出来るでしょうか。現場で実践できるものを合わせて、ご紹介します。

POINT相手に心を開いて欲しいのであれば、まずは自分が相手にとことん興味を持つことから

短期的にコミュニケーションを高める為に出来るアイディア8選

【1】事前リサーチ

コミュニケーションは「会う前から始まっている」そう思ってください。

もし「○日に○○さんと会う」というのが、分かっていれば事前に「相手の情報」を把握しましょう。もしビジネスの場合であれば、その会社のホームページを自分であれば隅々まで見ます。特にその会社が大切にしている「価値観」に焦点を絞ります。会社の設立背景、理念、社是、ポリシー、社訓、社史等の情報です。もちろん全てを覚えるのは困難ですので、ピンポイントで「ここを一番強く大事にしているだろう」という点を外さずに、覚えておきましょう。

また担当者、名刺交換をした方と初めて会う場合、その会社の情報に加えて、その人のパーソナリティーの情報もできるだけ知っておくと良いでしょう。名刺に書いてあるものだけでは、情報が少ないケースがあります。会社のホームページで担当者が載っている場合、またはFacebookやSNSで繋がっているのであれば、相手に興味を持って事前に見て置けると良いでしょう。

【2】徹底ヒアリング

いざ面等向かって会っている場合、いきなり「自分の事」を話してはNGです。もちろん相手が質問をしてくれたりしたら良いですが、会っている最中の主役は「相手」と思いましょう。

事前に会社のこと、担当者の情報があるならば「共感した部分」「素敵だなと思った部分」に関心を寄せて、聞いてみましょう。「こんなに興味を持ってくれているんだ…」と相手に思ってもらえるほどの真剣さで。もちろん聴きすぎたり、わざとらしいと胡散臭く感じさせてしまうケースもあるので、あくまでもバランスが大切ですね。

ビジネスミーティング

【3】傾聴力

「人は自分の話しを真剣に聞いてくれている時に信頼を置く」こんな言葉があります。あたかもうまく喋っている時に、相手に信頼を見いだせる、そう思っている人も多くいらっしゃるかもしれません。しかし本当は「この人自分の話しを真剣に聞いてくれているな…」と思えた時こそ、目の前の人に信頼を見いだせるものです。どうでしょうか、ご自身の経験でもそう感じた事はないでしょうか。

デキる営業マン、経営者さん、そして女性の方の前で「話しを聞いてないな..」なんていう態度は、一発で感じとられるものです。相手の目を見て、ゆっくり頷きながら、本当に相手が何を伝えたいのかを汲み取ってみましょう。あまりにも見つめ過ぎると、気持ちが悪いので、もちろん適度にですね。

【4】質問力

「質問1つで相手の信頼を構築する事ができる」。ぜひこのように思ってみましょう。「今までのビジネスを振り返って、最も感動した体験はどんな事がありましたか?」「お客様とお仕事をされている中で、どんな事を大切にされていらっしゃいますか?」「御社の社長はどんな事を大切にされて、お仕事をなさっていますか?」、相手や会社に興味を持てれば、いくらでも質問が湧いてくるものです。

そしてこういった「深い質問」は、なかなか日常の仕事の中でされないものです。ということは、その質問が心地よいものであれば、相手の印象にバチっと残る事になります。誰でも聞くような定番の質問もしかり、誰もが聞かなそうな質問を心がけてみましょう。

お子様のいる方であれば、お子様、お孫様、ご両親、ご家族のことなど、そうそう質問はされるケースがないかもしれません。相手の喜ぶような質問箇所をうまく見出し、心地よい質問ができる事が、本当の質問力と言えます。

【5】自然体

たまに気を張りすぎていたり、固かったり、取ってつけたような言葉しか言わない方がいる場合もあります。作られた「キャラクター」では、メッキが剥がれるので「自然体」がいいです。ダラ〜っとする態度が良いという意味ではなく、心の自然体さ、意識の自然体さという意味ですね。

ふとした瞬間に「人柄」「パーソナリティ」が感じられると、「愛嬌」を感じてくれるものです。相手が興味を持ってくれているのであれば、プライベート、休日の過ごし方などの事も話してみるのも手です。こっちが作ったキャラで接すると、目の前の人も作ったキャラでお互いにキャラ通し、深い話ができないケースがあります。

【6】結論から伝える

つい脈略なく、話をダラダラしてしまう人もらっしゃいますね。緊張すれば尚更です。まずは癖をつけちゃいましょう。自分は相手からの質問に対して切り出しを「結論からお伝えすると…」と、この言葉をよく使います。この言葉を出せば、結論から伝える癖がつくので、自分も鍛えられますし、相手も分かりやすいです。

データをまとめている社会人

【7】具体性・数値化

「この方しっかりしているな」「この人は頭がいいな」と感じるポイントの1つがこれです。こちらが質問する前に、具体化されて話しができていると、相手の伝わり方も数倍変わるものです。

例えば、商品説明をする際に「このウォーターサーバーは発売当初から、ヒット商品で多くの方に喜んでいただいています。」という情報と、「このウォーターサーバーは2011年の発売から、7年間楽天の売れ筋ランキングでは上位3位に入っていまして、特に主婦の方々に喜んでいただけています」というメッセージでは、圧倒的に後者の方がイメージしやすいですよね。

数値が曖昧、情報が曖昧だと、信頼を損ねるポイントになります。特に業界や商品のことで話が詰まると、「勉強してないな」というのが見透かされますので、「事前準備」にも通ずる部分です。コミュニケーションの場では、とにかくできるだけ「具体性」「数値化」をポイントとしましょう。

【8】自己開示

これは上級編かもしれません。自己開示とは「自分自身のありのまま伝えること」を刺します。この自己開示ができると、相手は一気に信頼を置いてくれる可能性が高まるでしょう。「嘘をつかない人だ」「本音を言ってくれる人だ」「自分をよく見せようとしてないな」と、いう気持ちにきっとなります。

自己開示の例としては、仕事での失敗談、恋愛での失敗談、家族関係の話、病気や健康の話、幼少期の苦労体験など、様々あります。もちろん「絶対に人には言えない…」ということを無理していう必要は全くありません。しかし自分からある程度の「弱み」を曝け出させると、相手は心を開いてくれる心理が働きます。目の前の人と、本当に信頼関係を構築したいと思う際には「自分から心を開いてみる」ことです。

相手が自然と「実は…」と話しを切り出してくれるかもしれません。自分は仕事の中で、たくさんの人と会ってきましたが「初めてこんなことを話しました。誰にも言ったことがなかったけれども、聞いてくれてありがとうございます。」と喜びを伝えてくれた経験がありました。

真剣に相手の心に耳を傾けることができれば、その気持ちはきっと伝わって、相手の喜びになることがあります。

まとめ

チビた
ちょっと大人の階段登れた気がするかも
兄貴
就活でも一番大切にされているポイントなんだぞ

どの企業でも求められる大前提の能力

毎年、日本経済団体連合会(経団連)が行なっている「新卒採用に関するアンケート調査」では、「コミュニケーション能力」が13年連続1位として、位置付けられています。それだけ企業が「コミュニケーション能力のある人を採用したい」と重きを置いているのです。「仕事だけできれば良い」「スキルがあれば良い」と、一匹狼状態では、いつか会社で壁にぶつかるでしょう。もちろん自営業・経営者でも同じことが言えますね。

コミュニケーションスキルは、成功して上り詰めていくためには切っても切り離せない能力ですので、ぜひ上記のアイディアをチェックしてみてください。そして今日から現場でトライしてみましょう。記事を読んで頂きまして、ありがとうございます。